私はコーチングを学んで、人の気持ちがわかったような気になった時がありました。
・・・というか、「共感」を履き違えていた、と言った方が正しいかもしれません。
そして私は知らず知らずのうちに自分が良いと思ったコーチングを子どもたちに押しつけ、彼らを窮屈にしていたのかもしれません。
人はなぜか、
大切な人であればあるほど、
自分の気持ちを理解してほしい。
自分をもっと知って欲しい。
そう思うばかりでなく、
相手の気持ちをわかった気になったり
相手の気持ちの全てを知ろうとします。
冒頭の言葉は、そんな私に投げつけられた、強烈なフィードバック
私のその思考の根底にはどんな想いがあるのかを考えてみました。
きっとそこには、
自分のことをわかって欲しい、でなければ自分が我慢することになるから
ここなのではないかと感じます。
きっと心の奥深くにあって自分でも気づかないその想いを、彼は感じ取ったのでしょう。
コミュニケーションにおいて、発する言葉そのものはそんなに意味がないと言われています。
つまり、「大好きだよ」と言葉で言っていても、「って言っておけばこの子は喜ぶ」と心の中で思っていれば、それは耳からではなく「心で」キャッチします。
これをノンバーバルコミュニケーションと言いますが、「メラビアンの法則」によると、言葉そのもののメッセージは7%だそうです。
つまり、発した言葉よりも心で感じたことを人は、感じ取る能力を持っているんですね。
だからこそ、

伝わったことが伝えたこと
私がコミュニケーションを学ぶ根本はここにあります。
そしてもう一つの想い、それは
アサーティブネス
アサーティブネスとは、自分の思っていることを、自分も相手も大切にしながら伝えるスキルのこと
つまり
ありのままの自分で
ありのままの相手で
コミュニケーションを取る、ということ
コミュニケーションを取るというのは、なにも話し合うだけではなく、
うまく距離を取ることも、
うまく折り合いをつけることも方法の一つ。
相手は自分の全てを理解してくれることはないし、
自分もまた、相手の全てを理解することなどできないのだから。
その中で、とても大切なことは、
自己信頼ベースを作る、ということ
私にはこれが難しかった💦
ですが少しずつ自己信頼ができてきて感じるのは、
自分と相手との違いを見つけたときに、
私は私、あなたはあなた
が、心の奥の方でもできるようになってきた部分が増えてきた、ということです。
「私は私」なんて、よく言われる言葉ですよね?
ですがこの言葉を、とても身近な人との間で心から理解できている人はどのくらいいらっしゃるでしょうか?
とはいえ、「増えてきた」だけで、「完全にできるようになった」わけではありません。
今日も急に不安になって海まで1人でドライブしてきました(笑)
でも、いいんです。
コーチングは、この「とはいえ」を考え続ける学問なのかなぁと最近思います。

まさに、学んだのは一生モノの技術
ここからの子育ても、
今後私と関わってくださるみなさんとも
より良いコミュニケーションを作っていきたい、と私は心から感じています。
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