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5月30日は“たいわ”の日

今日は、たいわ室が発足してからちょうど1年目の記念日です。

私たちはこの日を「たいわの日」にしようと決めました。

たいわ室
テンプレートをご確認ください。

たいわ室ができたわけ

当時、新型コロナウィルスで学校は休校、たくさんの子どもたちが不安な日々を過ごしている時でした。
「鏡の中のぼく」などの授業で子どもたちとも接する機会が多かった有志コーチの間で

「この環境で、私たちが子どもたちのためにできることはないか?」

と考えてできたものです。

立ち上げメンバーは、9名。

それから、たいわ室をより知ってもらうためのクラウドファンディングを行うこともあり、8月にはさらに9名のたいわ室コーチが誕生しました。

クラウドファンディングでは約300名、230万円という本当にたくさんの応援をいただきました。

話す場所を制限されている小中学生へ「なんでも話せる場所」を届けたい - クラウドファンディング READYFOR (レディーフォー)
コロナで自粛が続く中、子どもたちがストレスを抱えている現状があります。わたしたち「たいわ室」は、小・中学生専用のコミュニケーションルームで、パソコンやタブレットを通して、コーチが子どもたちの話を... - クラウドファンディング READYFOR

オンラインで、子どもたちの話を「ただ、聴く30分」

この30分に、私たちはたくさんの想いを込めて、活動しています。

知ってもらう、ということ

あなたはコーチングを知っていますか?

「ただ、聴く」時間を提供します、と言われてどんな印象を持ちますか?

当時、まだまだコーチングをご存知ない方に説明をする機会が少なかった私にとって、

「コーチングとは何か」とか「ただ、聴く」ことの有効性

を説明することはとてつもなく高い壁でした。

ただ、子どもたちにたいわ室を知ってもらうためには
「鏡の中のぼく」授業でもお世話になっている学校や教育委員会の皆様にご理解いただくことが最も重要であり、
それを「後援」という形で承認いただくことが急務でした。

私はこの知多半島の全教育委員会にご説明に行き、後援申請をさせていただきました。

申請書を受け取り、あとはサイトなどをみてご判断される自治体

1時間の検討会にて発言の機会をいただける自治体

さまざまなご対応をしていただき、真摯にご検討いただけたことは本当に感謝しています。

結果は承認、不承認が半分半分くらいでしたでしょうか。

不承認の理由もさまざま。

オンラインでの後援は例がないこと

通年での後援はしていないこと

などなど。


中でも私の心に残っている自治体が一か所、ありました。

申請書を提出した際にも色々ご質問いただき、
私の拙い説明にたくさんお時間を割いてくださった上に、
後日お電話でも1時間ほどにわたり、ご質問やご意見をいただきました。


それは、信頼のない、初めて見る団体への警戒ももちろんあったと思いますが、
それよりもご自身が守らなければならない、地域の子どもたちや先生方への想いに溢れているように私は感じました。

そして、ご自身の信頼に足る部分がどこにあるのか?
を探してくださっているようにも感じました。

お電話が終わる頃には感謝の気持ちでいっぱいでお礼を伝えて切ったあの日が
もう半年以上前のことなのに、まるで昨日のことのように私の心には残っています。

「ただ、聴く」への想い

あなたには、ただ、聴いてもらった経験はありますか?

私には、この「たいわの日」に必ず思い出したい人がいます。



なぜなのかは正直よくわからないのですが、

「きっと私の味方をしてくれるだろうな」と思うのです。

私がコーチングを始めた時も、

「よくわからないけど美貴がやることなら受けてみたい」と言ってくれたのではないかな、と。

叔母が亡くなって5年ほど経ちますが、私がコーチを続ける上でのお守りみたいな言葉です。


叔母はおっとりしているタイプではなくわりとはっきり物事を言う人でしたから、
なんでも「そうかそうか」と聞いてくれるわけではありませんでした。

ですから一般的な「ただ、聴く」とは少し違う印象なのですが、それでも私がそう感じる根源には

自分の意思より、相手の意思を感じたい

と思っていてくれたからなのではないかと今は思います。

だとすると、「ただ、聴く」とはいうのはすごく難しくて、
でもすごい力を持っているんだなと改めて思うのです。

「ただ、聴く」の可能性

その大切さがこれだけわかっているのにできないのが母、です(笑)

それもそのはず、

母だからこその心配

母だからこその不安

母だからこその期待


私たちたいわ室コーチも母であることが多いですが、いつも聞くのは

「自分の子どもには難しいよね」ということ。

だからこそ、親でも、先生でもない第3者の存在が必要なのです。


私たちは、コーチングスキルの一つとして「傾聴」を扱います。

つまり、「聴く」プロです。

私の叔母がそうであったように、

「自分の意見は横において、相手の意見を受け止める」

ことを仕事として日々行なっています。

そしてこれは、「鏡の中のぼく」授業でも一番大切にしていることです。

どんなことを感じても、それを否定もジャッジもせずに受け止める。

ですから私は、授業の最初に必ずこう子どもたちに伝えます。

「どんなことを感じても、どんなことを言っても私は「違います」って言いません。
だから安心していろんなことを感じてね」

最後に書いてもらう感想を見ていると、「どんなふうに感じてもいいんだと思えた」と書いてくれる子がたくさんいます。

普段、子どもたちは私たちが思っている以上に大人の意見を意識しているんだなと感じます。

そして大人のそれは、無意識であることが多い。

ここに大人が気付き、フラットな状態で「聴く」ことで
子どもたちの「自分が感じたことへの自信」はどんどん大きくなっていきます。

これこそが、その子らしく生きていく上で必要な「軸」なのではないかなと思います。

だからこそ、「ただ、聴く」ことをたくさんの子どもたちに経験してもらい、
たくさんの子どもたちに、この「軸」を知るきっかけを作れたら良いなと思うのです。



思い出してみたら私も、いつもいつも叔母に聴いてもらっていたわけではなくて。

むしろ意見されてうっといしいなぁと感じたことも多くあったような気がします。

それでも何かあった時にはそばに「聴いてくれる人がいる」という安心は、ずっと残るものですね。




今日は”たいわ”の日

誰の、どんな話を聴きますか?

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