私のもう一つの肩書きでもあり、ライフワークでもある
悩めるママの一歩を応援プロジェクトなやっぽ代表
私がまだコーチという職業もほぼ知らず、自分のこともよくわかっていない頃に立ち上げた団体。
自分のことはよくわかっていなかったけれど、漠然と「自分のように悩みを抱えたママたちと、「ママの役に立ちたい」と思っている人たちを繋ぎたい。
そんな想いからのものでした。
2018年10月
前年の2018年10月、私は「ママ夢ラジオ」という出資型ラジオ制作プロジェクトに参加しました。
思えばここが私のスタート。
横浜の元同僚がラジオを作ると言っていて
「都会のお母さんはラジオなんて作れちゃうんだな」
が第一印象でした。
自分が住む世界とは、どこか違う世界。
そんな感覚がありました。
それがひょんなことから、「一緒にやってみない?」とお誘いいただき、あまり考えないままに参加を決めていました(笑)
お返事をした時はまだまだ現実味もなく、ただ、ラジオなんて知識も経験もないので。
私に何ができるのか?半信半疑でのお返事でした。
あの時も、私は自分のことをよくわかっておらず(笑)
もしかしたら、お誘いくださった方のほうが、私の奥底での変化を見抜いていたのかもしれないなぁなんて、今は思ったりします。
それから、初めてのzoom。
しかも子どもたちが寝てから22:00スタート。
初めまして、の、会ったこともない人たちと、初めてのオンライン
人見知りの私にとっては、もはや罰ゲームに近かったというか(笑)
初回は、自己紹介をした後はほぼ喋らなかった記憶。
そして一緒に参加する人たちは自分で仕事をしている人、つまり個人事業主ばかりで、
「あぁ、私は何て場違いなところにやってきたんだ・・・」と思っておりました。
2019年2月
ママ夢ラジオは、当時渋谷のクロスFMでの生放送でした。
(今は全国何カ所??というくらい広がっています!!公式サイトはこちら)
立ち上げメンバーとは別の枠を担当させてもらい、メンバーが順番にプログラムを考え、台本を書き、MCもやりました。
私たちは毎月第2木曜日担当。だから「木2メンバー」
この時の約10名ほどのメンバーがいなかったら今の私はなかったと言っても過言ではありません。
何もできない
私が伝えられることは何もない
そんなふうに思っていた私を、根気よく待ち、聴き、見守ってくれました。
今思えば、みんながコーチング的な関わりをしてくれていたからこそ、自分の内側の気持ちに気付くことができたんだと思います。
そして忘れもしない、2月14日、私は渋谷へと向かいました。
あの日の山手線は空いていたこと
渋谷は工事をしていて、クロスFMに向かう出口がどこなのかさっぱり分からなかったこと
工事中の地下通路
よくテレビで見るスクランブル交差点
クロスFMには一番についたこと
その日に担当してくれるヘアメイクさんとお話したこと
そして、メンバーの顔をみた瞬間、すごくすごく安心したこと
今でも全て思い出せるほど、私にとっては鮮やかな思い出です。
「悩めるママの一歩を応援プロジェクト」に込めた想い
今の私しかご存知ない方にはなかなか信じてもらえませんが
昔からかなりの人見知りでした。
子育てが始まって、共通の話題である子どもを介して少し話せるようになってはいましたが、
子育てサークルとか
自助会とか
お茶会とか
そう、初めての木2メンバーとのzoomも罰ゲームだと感じるくらいに(笑)
悩みや迷いがあった時、周りに相談できるママばかりではないと身をもって感じていました。
そんな私でも長男が学校に行かなかった頃、一度だけ市の相談窓口に勇気を振り絞って電話をしてみたことがあります。
回答は「予約は1ヶ月待ちです」というもの。
「1ヶ月も私はこの状態に耐えられるだろうか?」
「1ヶ月もあったら、もしかしたら状況は改善してるかもしれない」
「そもそも、どんな人が聞いてくれるんだろう?」
電話口の方は、とても丁寧に接してくれましたし、1ヶ月先だということをとても申し訳なさそうにされていました。
行政だけが頑張ってくれていても、できることは限られている。
そして、この「電話をかける」つまり「人に頼る」の一歩がとてつもなく大きなハードルだということ、でもこの一歩の先にはきっとママたちが一人で、孤独に子育てをしなくても良い世界が広がっている。
それなら、
これから先子育てで悩むかもしれないママの
この一歩のために
何か私ができることはないか?
そんな想いが、この名前には込められています。
ただ、私にできることは限られています。
だからこそ、この想いに賛同してくれる人を募り、一緒に活動しています。
人は、自分のために頑張ることが難しいときでも
大切な誰かのためになら頑張れるものです。
ママには、その「大切な誰か」がいる。
その奇跡を、
その幸せを、
心から感じられるような子育て環境を、周りはサポートするべきです。
ママを、孤独にしてはいけない。
なぜなら、ママの孤独は子どもの孤独に直結するからです。
ママの自己肯定感の低さは、そのまま子どもの自己肯定感の低さに繋がりやすい。
これからの未来を作る子どもたちを守る第一歩は、
ママを孤独から守ること
なのではないかと私は思います。
2021年7月
あれから2年。
なやっぽはたくさんの経験を積み重ね、なやっぽの想いに賛同してくれるスタッフ5名、サポーター12名が日々、悩んでいるママに寄り添うために努力を重ねてくれています。
なやっぽオンライン講座は、より良いものを届けるために必ずサポーター内で模擬講座をし、良かったところ、改善点などを話し合う場を設けています。
なやっぽの部屋では、以前の私のように大勢の前で話すことが難しいママにとって、少しでも安心して過ごしてもらえるように、個別相談を行っています。
そして、7月12日(月)〜16日(金)は恒例となった「なやっぽweek」が開催されます。
こちらは
愛知県知多市教育委員会
愛知県刈谷市教育委員会
神奈川県茅ヶ崎市教育委員会
の後援をいただき、知多市では保育園・幼稚園・小学校にお配りしていきます。
これからのなやっぽも、ずっと変わらずにママのそばに寄り添っていきたいと思っています。