「学校に行かなくてもいいよ」と言えないお母さんたちへ

我が子が学校に行きたくないと言い出した当初、周りから言われて一番しんどかった言葉の中に

「行かなくたっていいんだよ」

という言葉がありました。

きっと言ってくれた人にとっては、私に対しての優しさであることは間違いありません。

ですが、当時の私にとってこの言葉は

「行かなくてもいいと思えない私は、『やっぱり』ダメな母なんだ」

という想いになってしまう言葉でした。

学校は嫌いだったけど当たり前に行っていた私にとって、

「学校に行かない」という選択肢がなかった私にとって、

「行かなくてもいいよ」と当たり前に言える経験なんて一つもなかったのですから、言えなくて当然なのですが。

そしてもう一つ

「子どもが辛い想いをしてるんだから、私が辛いとか言ってはいけない」

とも思っていました。

これは無意識に思っていたことで、後から気づいた感情でもありました。

ですが心はとっくに悲鳴をあげていて、泣いたり怒ったり、とにかく不安定でした。

何が言いたいのかと言うと。

お母さんも辛いんです。

私は、自分のことより、辛かった。

ただただ、子どもを守りたいだけなのに

怒ったり泣いたりする自分が嫌だったし

自分の感情をどこに向けて良いかもわからずに

子どもに向けた時期もありました。

ですから、これから新学期を迎え、

学校に行きたくないと子どもたちが言った時

お母さんも辛いんだと言える場所

ちゃんと作ってくださいね。

そして子どもに

「お母さんもどうしていいかわからなくて不安なんだよ」と

伝えることも大切なのではないでしょうか。


私はそう言えなくて、子どもにも辛い想いをさせてしまいました。

でも、訳もわからず当たり散らすのではなく、

「お母さんも不安だけど、一緒に考えていこうね」

って言えたら、もっともっと楽だったのではないかと思うのです。



そして、そんなお母さんに向けて周りの人ができることは

ただ、そっとそばにいることだけなのではないでしょうか。


先の見えない真っ暗な道の中に放り出されたとき

「大丈夫よ」なんて言葉を誰が信じられますか?

「何が大丈夫なの?」ってなりませんか?


それは例え経験があっても同じこと。

私が感じた「不安」と、他のお母さんが感じる「不安」は似ているかもしれないけど全く別の「不安」です。

100%相手の気持ちを理解することは不可能です。

ですからアドバイスではない関わりがあることを知ってください。



「学校に行かなくてもいいよ」と言えないお母さんたちへ

その想いの裏に、子どもたちへの愛がたくさんたくさん詰まっていることを忘れないでください。

「学校に行かなくてもいいよ」と言えることが正解なのではありません。

一人でも多くのお母さんが、そのことに気づいてもらえますように。

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