5月30日はたいわの日

たいわ室が発足して、3年が経ちました。
たいわ室とは、
「きみのためだけにある30分」
をコンセプトに、小中学生のみんなとオンラインでお話をする場所です。

たいわ室公式ホームページはこちら

これまで何人もの子どもたちと話をしてきましたが、一度だって同じ時間はありません。
みんなの30分をいかに安心なものにするか?だけに想いを馳せてやってきた3年でもありました。

好きなアニメの話をとても嬉しそうに話してくれる子には、たくさんその魅力を教えてもらい、たいわ室が終わった後、そのアニメを一気に見たこともありました。

私の子育てで困ったことを相談したこともあったし、画面をオフにして、文字だけで過ごした30分もあったっけ。

そのどれもが、今でも鮮明に思い出せるほど、私にとっては宝物の時間ばかりです。

でもね・・・。
母として、子どもと「たいわ」しようと思ってもこれがなかなか難しい。
どうしたって心配で、どうしたって距離が近くなってしまう我が子たち。
「こうして欲しい」「ああなって欲しい」
そんな欲ばかりが表に出てきます。

いつかの「たいわの日」には
「#私だって聞けてない」のハッシュタグをつける試みに、たいわ室コーチみんなで盛り上がったこともありました。

いつしかそんな自分に
「たいわ室コーチなんだから」
「母なんだから」
と、たくさんの足かせをつけていた時期もありました。

今思えば、「たいわ室コーチとしての自分」と「母としての自分」は違って当たり前なのに。

ただ、そうやって「たいわ室とは」「母とは」を考える時間は、私にとって大切な時間だなと感じます。
そんな時間を過ごすからこそ、醸し出せるものがある。
そうして考えたことは、私自身の「在り方」として「あなただけの30分」のベースを作っている。

一人一人に届く言葉は違うから。
むしろ言葉自体にはそんなに意味はなくて、この30分を彼、彼女らがどんな30分にしたいか、に全集中する。

それって、その時に考えていたらきっと彼ら、彼女らは窮屈になってしまうから。

自然体で、そうできるように。

そんなことを意識しながら、たいわ室コーチやってます。


たいわ室を利用してくださった保護者の方に、毎回お送りするメッセージがあります。

「どのタイミングかは予測できませんが、今日の”たいわ”が〇〇さんの未来につながる大切な一歩のお手伝いにつながることを願っています。」

たいわ室終了後メッセージより引用


私はこの言葉が大好きで、毎回、心の中で一緒に過ごした30分を思い返しながらこの言葉を繰り返します。
私たちの願いは、リピートしてくれることでも、思い出してくれることでもなくて。
みんなにとって今日の30分が、未来につながっていたら嬉しい。

さて、今日くらいは我が子とも「たいわ」しよう。
たくさんたくさん考えてきた「たいわ」
我が子たちの未来につながったらいいなと願いながら。

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